Charu3でChangeLogメモを取るアイディア

Posted on 2007年06月23日 at 8:49 午前 by ぽっと

はじめに

　私はemacs^[1]でChangeLogメモを付けています。ふと閃いたアイディアや忘れそうなことはChangeLogにメモしています。ChangeLogメモはシンプルで使いやすく長続きしています。そんなChangeLogを使えないようなテキストエディタなどでも，利用できるようにする方法としてCharu3^[2]を使う方法を考えてみました。（今，考えたので実用的かは不明。ただのネタで終わるのか・・・）

※Emperor Penguin Empireさんの画像を使わせていただきました。

ChangeLogって？

　ChnageLogはプログラムの開発履歴を記述するための書式です。書式ですので特定のアプリケーションに依存しません。ユーザが使いやすいアプリケーションを利用してChangeLogでメモを取る方法です。日付とユーザ名，そしてメールアドレスの行があり，タブで整形されています。各項目は * ではじめて :　で終わる項目名とそれに続く本文を記述する欄で構成されています。実際には以下のサイトを参考にされた方がよろしいかと思います。

ChangeLogの何が良いの？

　ChangeLogの良さは実際に自分で使ってみてはじめて分かるものです。たぶん記事を読んだだけでは分からないと思います。それでは判りづらいので，私がChnangeLogを使って良いと感じたことを列記してみます。もちろんChnageLogには向いていないもの^[3]もありますので使ってみてから考えてみて下さい。

日付で管理されている
　いつ頃のメモか大体の日付ならば思い出せる方が意外と多いです。私もたしかこの次期に書いたなぁ～って思い出してその日を見たりします。
新しい日が上の方にある。
ファイルを開くと新しい日ほど上の方に記述されています。すぐにメモを記述できるので便利です。
書式が統一されて見やすい
　タブで整形されているので見やすいです。タブで整形するならば，整形が楽なテキストエディタを選びたいところです。
検索が楽
　ひとつのファイルですので，検索が楽です。複数のファイルにまたがって検索ができなくても，ひとつのファイル内の検索ならばできるテキストエディタならば利用ができす。
テキストファイルなので安心
　テキストファイルなのでUNIXなどでもFTPで転送して利用することができます。大切な情報なので，再利用できるのが嬉しいです。
特定のアプリケーションに依存しない
特定のアプリケーションに依存しないので，アプリケーションの開発が終了したからと使えなくなったりしません。今回のケースのように，なにかのアプリケーションを利用したり自分でプログラムを作ることも可能です。

Charu3でChangeLogを付けてみよう

Charu3でChangeLogメモを使ってみる試みです。Charu3は以下のサイトから入手して下さい。

KeiziWeb ver 4.3

設定1（曜日無）

自動でファイルを開いて日付を挿入します。呼出す毎に日付を挿入しますので，同じ日の場合は挿入した日付を消して下さい。メモ帳を開く設定になっていますが，notepad.exeの部分を他のテキストエディタ変更しても構いません。

Charu3のデータを追加で，テキスト編集部分に以下のコードを追加する。名前は好きに設定して下さいね。
<charuMACRO>$SHELL<notepad.exe changelog.txt>$SHELL$Y-$M-$D user <user@mail></charuMACRO> <charuMACRO_KEY>TAB</charuMACRO_KEY>* :
今登録した項目をCharu3から呼び出して実行する。
初回はファイルが無いのでファイルを作成して終了する。
もういちどCharu3から呼び出してみて下さい。日付が自動で作成されて * : も記述されていると思います。もう一度起動するとまた日付が入りますので，同じ日の場合は先ほどの日付は削除してから記入を始めればOKです。

例.

2007-06-22  user  
 * Charu3でChangeLog :
 Charu3でChangeLogメモを付けてみようとする試みです。

設定2(曜日有）

　曜日を表示したい場合です。曜日があった方が使いやすい方は。

<charuMACRO>$SHELL<notepad.exe changelog.txt>$SHELL$Y-$M-$D ($d) user <user@mail></charuMACRO> <charuMACRO_KEY>TAB</charuMACRO_KEY>* :

設定3(日付挿入：曜日無）

　日付を挿入するのみです。予めテキストエディタなどでファイルを開いておく必要がありますが，いろいろと応用ができます。

<charuMACRO>$Y-$M-$D user <user@mail></charuMACRO> <charuMACRO_KEY>TAB</charuMACRO_KEY>* :

設定3(日付挿入：曜日有）

<charuMACRO>$Y-$M-$D ($d) user <user@mail></charuMACRO> <charuMACRO_KEY>TAB</charuMACRO_KEY>* :

設定3

* :　を挿入します。同じ日で違う項目を記述するときに利用します。

<charuMACRO_KEY>TAB</charuMACRO_KEY>* :

最後に

　ちょっとしたことだけどこんな方法でもChangeLogを記述することができます。他にはプログラムを作る方法もありますが，この方がいろいろなユーザが工夫できるので良いかもしれません。Charu3はChangeLog以外のも利用できますので，なにか面白いアイディアなどを思いついたら記事などにして教えて下さいね。

注釈

^[1] emacs
　UNIX系ユーザならば知らない方はいないのではと思うほど有名はテキストエディタ。emacsは環境であると云われるようにテキストエディタでありながら，Webの閲覧からメールなどいろいろなことをこなすことができます。素人には設定と操作が難しいが，慣れると非常に使いやすく手放せなくなる魅力的なテキストエディタです。

^[2] Charu3
　クリップボードを拡張するソフト。クリップボードの履歴を取るだけではなく，マクロや外部プラグインなどで拡張が可能。開発が終わっていたのだが，最近バージョンアップして個人的にはちょっと嬉しいです。

^[3] ChangeLogに向いていないもの
　ChangeLogはテキストファイルのため，画像の表示やファイルの添付ができません。(emacsでは画像の表示もできますが)ファイルのリンクとして保存先を明記するなどして回避する方法はあります。
　コピー＆ペーストなどは不向きです。タブ整形の書式のため，長い文などのコピー＆ペーストが不向きです。emacsではChangeLogからhowmを呼び出して，このことを回避されている方もいます。
　ChangeLogを元に使いやすいシステムを作られた方もいらっしゃいます。XTMemoでChnageLogを取るのも良いかもしれませんね。
XTMemo - リスト表示と検索で管理するテキストファイルベースのメモソフト

Edited on: 2007年06月23日 10:17 午前

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